ストレスチェックを受検された
皆様へ

「ストレスチェックに関する新しい基準値の提案」研究への資料提供のお知らせ

 株式会社パソナセーフティネットでは皆様より業務委託を受け、実施してきました「ストレスチェック」の改修に協力する目的で当業務から得られたデータを、下記研究のために、研究機関に提供いたしますのでお知らせします。なお、提供するデータには個人が特定される情報は一切含まれません。

「職業性ストレス簡易調査票に関する新しい基準値の提案」研究についてのご説明

1. 研究の目的と意義

 2015年12月から実施されている「ストレスチェック制度」では「調査票」を用い個人のストレスの度合い、職場環境などを把握し、そこから導き出される「仕事のストレス判定図」等が職場のメンタルヘルス対策に役立てられています。
 「調査票」、「仕事のストレス判定図」等は、平成7~11年度に労働省の「ストレス測定グループ」により開発されましたが、最近の状況に合わせ調査票の標準値、図表作成のための係数の見直し等を行うことを研究の目的とし、ストレスチェック制度のさらなる活用に資することを目的としています。

2. 方法

皆様にご参加いただいたストレスチェックで収集させていただいたデータを、個人が特定されないように弊社で加工したうえで、研究機関に提供し、解析を実施します。

観察項目は以下のとおりです。

  • (1)対象者背景情報
    性別、年齢、業種、職種、職階、雇用形態、残業時間
  • (2)調査票データ
    職業性ストレス簡易調査票および新職業性ストレス簡易調査票の回答(個人は特定されません)
3. 研究期間

 研究機関における倫理審査委員会承認後から開始して 2026年 3月 31日まで。
2015年度から2022年度の情報を研究機関に提供します。

4. 個人情報の保護について

 あらかじめ株式会社パソナセーフティネットにおいて個人が特定されないように加工した電子データを提供します。従って、研究機関で個人が特定されることは有りません。さらに研究機関では提供したデータはパスワード管理したコンピュータで保管します。
 データ解析は、研究代表者および共同研究者の所属機関においてのみ、実施されます。
 皆様からいただいた情報・データ等は、この研究のためにのみ使用します。ただし、将来、新たな研究課題が生まれ、このデータが課題の解決に有用だと考えられる場合は、新たな研究計画について研究機関の倫理委員会の承認を得て、皆様ご連絡した上で、二次的にデータが利用される可能性があります。皆様からいただいた情報・データ等は、研究期間終了5年間、あるいは研究結果の最終公表から3年間のいずれか遅い日時まで鍵のかかる場所に保管した後、データを消去することで廃棄します。
 この研究によって、得られた成果を学会や論文などに発表する場合には、個人が特定できる氏名などの個人情報は一切使用しません。

5. 研究費

 本研究経費は、令和5年度労災疾病臨床研究事業費補助金: 職業性ストレス簡易調査票に関する新しい基準値の提案(230201-01))を用いて実施されます。

6. 研究成果の帰属と結果の公表

 本研究の成果に基づいて、特許権などの知的財産権が生ずる可能性もありますが、データご提供を頂いた皆様には知的財産権は発生しません。

7. 研究参加への不同意の場合

 情報・データ提供に同意をしない方は、下記連絡先に「件名:研究参加への不同意」と記載しご連絡ください。ご意思を確認次第、提供データから削除します。研究に参加しないことによる不利益は一切ありません。
 ご連絡は、 2024年10月31日まで、いつでも受け付けます。

8. 連絡先

 株式会社パソナセーフティネット 
担当部署:法務室 e-mail:info@safetynet.co.jp

研究機関:北里大学医学部公衆衛生学
研究代表者:堤明純(つつみあきずみ)
北里大学医学部公衆衛生学教授
〒252-0374 神奈川県相模原市南区北里 1-15-1
TEL: 042-778-9352