カウンセラーへのインタビュー:古屋 隆晴さん

人の心に寄り添い、支え続けるカウンセラーという仕事。
今回は、現場で活躍する皆さまに、日々の思いや大切にしていることをお聞きしました。
1. こちらで働いて何年になりますか。
2002年に入社し、現在24年目です。
2. 深夜帯のお仕事を選ばれた理由を教えてください。
24時間体制が始まった際、以前にも別業種で深夜勤務の経験があり慣れていたため、この時間帯を選びました。
3. 実際に働いてみて、一番大変だと思われることは何ですか。
個人的な実感としては、満月の夜には希死念慮に関するご相談が増える傾向があるように思います。
4. 深夜の時間帯ならではの相談や出来事にはどのようなものがありますか。
やはり「眠れない」という相談が圧倒的に多いです。そのほか、「寂しい」「死にたい」と訴える方も増えるのが深夜ならではだと感じます。
5. この仕事を続けられている一番の理由は何ですか。
本当に悩んでいる方と直接お話しでき、命を救えるかもしれない――そのような強い使命感があるからです。
6. ご相談を受けて「やっていてよかった」と思われるのはどのようなときですか。
泣きながらお電話をされた方が、最後には安心して笑顔を見せてくださったときです。
7. 初めて勤務された際の印象やお気持ちを教えてください。
ここでの対応が命に直結する可能性もあるため、非常に緊張すると同時に、身の引き締まる思いがありました。
8. 応募前に不安だったことと、実際に働いてみてどうだったかを教えてください。
会社の相談室が開設したばかりで、当初は入電数が少なく、なかなか慣れるのに時間がかかりました。
しかし現在では相談件数も増え、体制も整ってきており、安心して経験を積むことができる環境になっています。
9. どのような方に向いている職場だと思われますか。
ONとOFFをしっかり切り替えられる方が向いていると思います。









