HRコラム

こころとからだの健康

組織が見落としがちな「管理職にこそ必要なケア」

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組織が見落としがちな「管理職にこそ必要なケア」  立場が上になると自分自身を見失いやすくなる

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャ®」の大野萌子です。

職場の悩みに関わり21年になりますが、企業内のカウンセリング、人事相談、研修内容の打ち合わせをしている中で、もっとも多い相談が「職場の人間関係に関すること」です。仕事を始めたころから現在に至るまで、それは変わりません。

最初の時点では表面化しないことも多く「体調が悪い」「仕事が向かない」「モチベーションが上がらない」「仕事量が多すぎてつらい」など、自分自身に関する何かしらの心身の不調を訴えてくるケースや「ハラスメントの問題が起きた」「勤怠や態度の悪い社員がいる」というトラブルの相談から始まることが多いのですが、話を聞いていくと、上司や職場の人への不満や憤りが原因となっていることに行き着くのです。

するとどうしても、改善策として「部下指導のあり方を学んでもらう」という管理者教育に目が行きがちになります。職場環境イコール人間関係であることに違いはなく、コミュニケーションのあり方についての認識や改善が求められるのは当然なのですが、その前に組織として取り組むべきことがあります。

コミュニケーションの基本は自己理解

コミュニケーションは、他者を理解し、受け入れることという、自分以外の人に対しての関わり方ととらえている方も多いと思いますが、しょせん他人のことはわかりません。どんなに思いを馳せたところで「推測」にすぎず、確かなものでは残念ながらありません。もちろん相手を思いやる気持ちは必要ですし、関わり方スキルを身に付けることで、ある程度の精度を高めていくことは可能です。

その反面、確かなものがあります。それは「自分自身」で、それを認識できるのは自分でしかありません。しかし、その自分の気持ちさえ、つかみきれないことがあるのです。それは、社会生活を営む中で、自分以外のことに目を向け、つねに事実確認や状況把握をし、分析をするといった思考を積み重ねてきて、自分の感情を後回しにしてきたゆえんでもあります。

 

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