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部下を追い詰める「無意識の余計なひと言」回避術

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部下を追い詰める「無意識の余計なひと言」回避術
「わからないことがあったら何でも聞いて」はNG

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャ®」の大野萌子です。

この時期になると、新入社員はもとより異動先の新しい職場に赴いた社員を中心に「辞めようかと思っている」という相談が増えます。聞いていた話と違う、想像していた環境と違う、という物理的な訴えもある中で、人間関係の不満を掲げる方が非常に多いのも事実です。その内容は、何気ないやり取りの中での軋轢が生まれているケースが目立ちます。そこで、新しい人間関係を構築していくうえで、妨げとなる言い方をあげたいと思います。

質問を絞り込むことが大切

NGワード1「わからないことがあったら何でも聞いて」

おそらく、新しい環境下の中で不明なことがあれば、なんでも質問してね、という純粋な気持ちから出る言葉だと思います。しかし、とくに新入社員は、わからないことだらけで、聞くことが多すぎるあまりに何も聞けないというジレンマに陥りやすく、放任されてしまったと感じやすいのです。

それに、そもそも質問は、ある程度知っていることにしか生まれません。何もわからない状態で何でも聞いては乱暴な言い方なのです。この場合は、「○○でわからないことがあったら聞いて」と質問を絞り込むことが大切です。そして、質問が来たときに「今、ちょっと忙しい」と言ってしまうことはないでしょうか。実際に忙しいからこそ出てしまう言葉だとは思いますが、「今、手が離せないので、この業務が終わったら」や「これから会議なので、〇時ごろにして」など、今、答えられない理由や、いつなら対応できるのかを伝えるようにしましょう。

そして、気をつけたいのは「また?」と言ってしまうこと。実際に何度も同じことを聞かれると言いがちではないかと思います。しかし、この言葉はぜひ避けてほしいフレーズの1つです。これを言われたことによって、質問できなくなることは多く、それによって、ミスにつながり、負のスパイラルに陥ってしまいがちです。「また?」と言いたくなってしまうようなときは、そもそも伝わらなかった要因をチェックする機会にしていただき、根本的な原因を把握しましょう。さらに「何度も言わせないで」はハラスメントにも抵触します。そうならないためにも、行き違いのない具体的な指示や説明が求められます。

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