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救急車、要請したことはありますか?~いざという時、困らないために~

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新型コロナ感染症が次第に終息に近づいたとはいえ、マスクの着用は変わらず継続され、熱中症のリスクが高まる季節が近づいてきました。
更に新型コロナ感染症の収束に伴い、次第に外出する機会も増えてくることで、水難、交通事故、暑さによる疾病、脱水などのリスクも高くなってくるのでは、と思います。

総務省「令和3年版 救急・救助の現況」によると、救急自動車による救急出動件数は593万3,277件(対前年比 10.6%減)、搬送人員は 529万3,830人(対前年比、11.4%減)で救急出動件数、搬送人員ともに平成20年以来12年ぶりに減少しました。減少の理由については、新型コロナウイルス感染症の影響があると言われていますが、今後は高齢化の進展などを背景に、増加傾向に転じると考えられます。

救急要請の内訳は、多い順から「建物等による事故」41.5%「交通事故」21.6%「水難事故」4.2%「火災事故」3.7%「その他」25.8%です。

限りある資源である「救急車要請」は万が一の際の最後のセーフティネットです。
救急車の適切な利用について考えてみたいと思います。

平成30年(2018年)の、救急搬送された人の約半数が「軽症(入院加療が必要ないもの)」となっています。

急なケガや病気の際にどの程度なら救急要請をしても良いのか、判断に迷われる方も多いのではないでしょうか。
相談室に寄せられるご相談の中にも、カウンセラーが救急要請を勧めた際にこのような言葉を口にされる方がおられます。
「ご近所に知られてしまう」「自分では判断できない」「ためらわれる」「救急をお願いするほどではないかも」

迷われ、躊躇したことで手遅れになったしまう方を予防するため、消防庁では全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」を公表しています。

iOS版
https://itunes.apple.com/jp/app/id1213690742
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.elmc.emergencyapp

どのような状況であれば救急要請をするべきなのかについても、消防庁は指標を公表しています。参考になさり、下記のような状況の際には、迷わず要請をしましょう。

救急車の海外事情

日本における救急車要請は、「無料で呼べる医療サービス」です。この行政サービスは、世界でも稀有なシステムで、海外ではこうしたシステムを導入している国は少ないと言われています。
例えば、アメリカ ニューヨーク州で救急要請をすると、基本料金に加え、走行距離加算、夜間料金が掛かり、呼ぶだけで35万を優に超えることがあります。この金額は乗車だけで、医療行為は別料金です。
知人は子どものひきつけで要請したところ、要請と治療費で45万円を超え驚愕したと言います。加入している保険である程度はカバーはできますが、全額補填ではないため、それなりの金額は掛かります。

イギリスは、要請は無料ですが、事前に「GP登録」(GP=General Practitioner 家庭医、かかりつけ医)をやっておかねばなりません。登録には数か月の時間がかかりますので、旅行で体調を崩した場合救急車の要請はできないことになります。

また、カナダはアメリカとほぼ同じ条件のようです。

海外事情と比べると、大変恵まれた環境にいることが分かりますね。

無料で気軽に呼ぶことができることで、上記の円グラフの様に軽症にも関わらず要請する方が半数近くに上ると言います。そうした行為で、本当に必要な救急の患者に対する手当が遅れてしまうことがあってはなりません。

そのためにも私たちは救急要請の正しい知識を身につけ、一番必要な時に要請ができるよう学んでおく必要があるのでは、と思います。

救急車要請の手順

心に留めて慌てず、落ち着いて要請ができるよう、ご家族とも共有をなさっておかれることをお勧めします。

① 119番に連絡、「救急ですか?消防ですか?」の問いかけには、しっかり「救急です!」と伝えましょう。
② 住所を伝えます。
③ 具合の悪い方の症状を伝えます。
誰が、どのように、どうなったかを簡潔に伝えましょう。分かる範囲で意識や呼吸の有無なども伝えます。必要に応じて、電話で応急手当を指導してくれます。
④ 具合の悪い方の年齢が分かればおおよそでも伝えます。
⑤ 具合の悪い方の既往歴が分かれば伝えます。
⑥ 通報者の名前を伝えます。
⑦ 安全を確保し救急車の到着を待ちます。

このような救急要請の必要がないよう、日頃からセルフケアや健康リスクについて気を配り、暑い夏を安全にお過ごしください。

 

筆者:産業カウンセラー 公認心理士

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